サイカブトとは
サイカブト(Oryctes rhinoceros)は沖縄県に定着しているカブトムシで、東南アジア原産のコウチュウ目の昆虫です。
サイのような角があることから"サイカブト"と呼ばれています。
自然界ではヤシ類やサトウキビを食べて育つことから、日本に生息するヤマトカブトムシ(腐葉土食)に比べて土臭さがなく、濃厚でクリーミーな味わいを持つことで知られ、熱帯地域(東南アジア、アフリカ、太平洋諸島)では人気の高い食材として扱われています。
近年の研究によって「動物性タンパク質」が豊富なことも知られ、地域の貴重なタンパク質源としても重宝されています。
当社では、沖縄県で発生する未利用資源(植物残渣など)をエサとして活用する、循環型飼育の構築にも取り組んでいます。
サイカブトが"美味しい"理由
① 安心・安全なエサ
サイカブトの幼虫はヤシ類やサトウキビといった植物組織(糖分やデンプン質)を食べて育ちます。
一般的なカブトムシと違って土を食べていないため、土臭さや泥臭さは一切ないです。
② 濃厚でクリーミーな味わい
良質なヤシの油分やデンプン質を栄養にしているため、幼虫の体はたっぷりの脂肪分で満たされています。
加熱させると「濃厚なスクランブルエッグ」や「タラの白子」「アン肝」のような、とろりとしたコクと旨味、ほのかな甘みを感じる上質な味と言われています。
食材としてのポテンシャルが高いことから、ガストロノミー(高級美食)や一般向けのスナック、プロテインパウダーへの加工に適していると言われます。
参考文献